答えは目の前に

 

前回『努力の種類』という内容をまとめた。

自分をゴールに向かわせるためには、何も考えずに”一生懸命やる”だけでは駄目だ。

まぐれでゴールに辿り着く可能性はあるが、これでは努力の過程で身につくことに気付けない。

今回は、トレードにおける努力分析をするなかでぶつかる壁についてまとめていく。

大阪から東京向かうことを例に前回記事を書いたが、比較的イメージしやすかったと思う。

トレードにおける努力を考えると、「?、 どうしたらいいの?」と感じる方が多くなるのではないかと思う。

 

なぜ、このような違いが生じるのか。

それば、過去に自分がゴールに行ったことがあるかどうかの差だ。

大阪から東京に行ったことがある人にとって、様々な移動手段について検討することは難しくない。
約500キロ、車で6時間と少し。新幹線で15000円で2時間半くらいでいける。と距離感が分かるからだ。

東京ー大阪間を新幹線で移動したことがある人であっても、徒歩での移動を想像するのは簡単ではない。

オリンピックでメダルを獲得したことがある選手は、どんな道のりを経てオリンピックに向かうべきなのか、どれくらいの努力が必要なのかをイメージできる。

しかし、メダルを獲得したことがない選手には、それが分からない。一般的には「経験が足りない」と言われる。

 

では、トレードにおいて上手くいったことが無い人が、ゴール(成功)までの道のりをイメージし、努力分析をし、努力の修正ができるのだろうか?

困難だろう。

正しい道のりをイメージできるのに、ゴールに辿り着いていないなら、コツコツした努力が全然足りていないことになる。

 

 

努力分析をするなかでぶつかる壁とは、

「ゴールまでの道のりをイメージできない」である。

 

では、どうすればいいのか。

①ゴールに行ったことにある人に導いてもらう。
②本・その他コンテンツに導いてもらう。
③自分で論理的に考える。

 

当然と思われる、これらのことをしなければいけない。

自分で自分を高い所に導ける人は、③の考える力があるのかもしれない。

考える力が低くても、①、②のように優秀な指導者が正しい方向に導いてくれれば、ゴールに辿り着くことができる。

自分で考えられる人であっても情報収集は必要で、本で勉強したり、トレーダーの動画を見て勉強したりするものだと思う。

 

 

一言で「誰かに教わりましょうね♪」としてしまうと簡単すぎるので、もう少しだけ書きたいと思う。

今回の記事は、前回の記事と合わせることで意味が出てくる。

努力の方向確認、努力の修正、コツコツとした努力をするために、正しい道のりが”必要”なのだ。

先生が言っていること、本に書いてあることが正しいかどうかの判断もしなければならない。これを言い出すと話が広がりすぎるのだが、敢えて言うなら自分が信じ切った先生や本なら、結果的に”正しいもの”になる。

逆に、正しいことを先生が教えてくれても、自分が信じ切れなければ”間違ったもの”になる。

 

商材や有料コンテンツのレビューをボロカスに書く人がいるが、その人は販売者や配信者を信じ切っていない。ただの評論家。

少なくとも、商材の販売者やコンテンツの配信者は勝っているだろうし、それらを信じ切って、やり切った一部の人で成果を残した人はいるだろう。
(悪徳な人は勝てない商材を販売しているかもしれないが)

 

一つのスクールを受講しても、上手くいく人と、上手くいかない人が必ずいる。
これは、先生の教え方の問題ではなく、受講者の受け止め方の問題だと思う。

 

誤解のないように書いておくが、「理解できない人たちが悪い」と言っているのではない。

 

先生は全員が理解できるように、伝える努力を怠ってはいけない。

受講者もまた理解できるように、努力を怠ってはいけない。

 

先生は正しいことを言っているし、答えは何度も目にしている という事実に気付くべきだ。

少し本題からズレてきたので話を戻すと、

自分がゴールに行ったことが無く、ゴールまでのイメージができないと、”先生の話を中途半端にしか吸収できない”ということが起こる。
もちろん100%信じ切るなんてレベルではない。。

大阪から東京に行ったことが無いと、他人に「この電車に乗れば大丈夫ですよ」と教えてもらっても、「本当かな・・・」と不安になり、違う人にも聞いてしまうようなものだ。

トレード本の多くには”資金管理”や”金銭管理”の項目が必ずと言っていいほど入っている。これは、勝つために必要なことなのに、経験が浅いトレーダーの目には入ってこない。

「どうやったら勝てるのか」「どうやったら儲かるのか」「どこでエントリーをしたらいいのか」と考え、エントリーボタンを押すことに集中する。

そして、利食いによって自分が厳選したエントリーポイントが正しかったと実感し、損切りによって、自分のエントリーポイントが誤っていたという事実を受け止める。エントリーに集中すればするほど、損切りによって自分を否定するのが辛くなる。

 

振出しに戻って考えてみよう。

先生は正しいことを言っているし、本には正しいことが書いてある。美味しそうな実だけを摘み取って食べているのは自分である。

 

どんな分野においても、人の話が聞けない人、人の話を理解しようとしない人は成功できないと思う。

成功できていない自分が情報の取捨選択をしても勝てるようにならない。

今日は、【トレードにおけるゴールイメージ】と、【答えは目の前にある】という話をまとめてみた。

少々長い記事になってしまったが、最後まで読んでくださりありがとうございます。

 

次回は【自分で気付くしかない壁】について。勝てる筈なのに勝てていない人で、この壁にぶつかっている人は多いはず。

 

自分はここにいるのに、自分探しの旅に出る?

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