丁寧に慎重に基礎を学ぶ
最初に基礎を丁寧に行う
これはどんなことにも共通する内容だと思います。
適当なフォームが一度身体に沁みついてしまうと、それを修正するのは本当に大変です。
物事を習得するとは、無意識でもできるレベルになるまで身体に落とし込みをするということです。
意識して修正できるレベルなら多少の努力で改善できますが、
無意識のレベルで行っていることを修正するのには、相当な時間と努力が必要です。
また、感覚的に習得したものを修正するのも非常に難しいです。
なぜなら、どこに問題があるのか発見するのが困難だからです。
問題の原因となるのが”感覚的”なところにあるからです。
相当な努力が無いと直らない
昔の経験からも同じことが言えます。
私は小さいころから水泳をしてきました。
高校を卒業するまで、競泳の選手として水泳を行い、
大学の時期には、スイミングスクールでコーチをしたりしていました。
選手(小学生)のクラスを担当もしていた。(^^)/
で、どんな種目でも変なフォームが身についてしまうと、
それを修正するのには相当な努力が必要になります。
昔は、「300回正しいフォームで泳がないと直らない。」と言われていました。
300回のうち、1回でも間違ったフォームで泳いでしまうと、また崩れたフォームに戻ってしまうということです。
1回1回の積み重ねを300回継続する。
簡単なことではありません。
結果を出し続ける
1回結果を出すのは難しくないかもしれません。
運や、偶然などもあるかもしれません。
しかし、結果を出し続けるためには、正しいことをし続ける必要があります。
①正しいことをし続ける努力
②間違ったことをしない努力
③間違ったことをしてしまった時に修正する努力
これらが必要です。
競泳においてベストタイムを出すためには、
正しいフォームで泳ぎ続けること。
それによって、正しい筋肉をつけること。
更に、理想のフォームに改善し、継続すること。
が必要です。
理論的な話ではありませんが、ざっくりとこんな感じになると思います。
本当は必要のない努力
フォームが崩れてしまったあとは、それを修正する作業は正しい努力です。
しかし、そもそも正しいフォームでできていたら、修正作業は必要ありません。
修正作業をしている時間に、別のことができていたかもしれません。
最初から正しいフォームを身につけることは本当に大切です。
無駄な努力
無駄と言ってしまうと棘がありますが、
例えば自由形の選手が、タイムが伸びないことに悩み、平泳ぎや、背泳ぎにメイン種目を変更することは、
本質的に正しいと言えるでしょうか?
もしかしたら、平泳ぎの方が、体格的に、性格的にあっているかもしれません。
偶然にも驚くほどの結果が出るかもしれません。
ウサイン・ボルトはもともとクリケットの選手だと聞いたことがあります。
どこで、その人の花が咲くかは分かりませんm(__)m
話を戻しますが、種目を変更することは、本質的な問題の解決にはならないと思います。
では、平泳ぎでもタイムが伸びなかったら、次は背泳ぎ?次はバタフライ?
それでもダメだったら、次は陸上競技?サッカー?
最短ゴールに向かう
回り道や違う道を探す努力は時には必要ですが、
ゴールがあるなら、最終的にゴールに向かう努力が必要です。
回り道を続けていても、ゴールには辿り着けません。
間違った努力、無駄な努力を極力しないために必要な事、
それは、最初に丁寧に慎重に基本を学び身につけることです。
基本が身についていれば、フォームを修正する努力や、回り道をする必要すらないからです。
トレードにおける最初の努力
あくまでも私の考えですが、
トレードを始める時に大切な最初の努力とは、
複数のトレードスタイルを知った上で、自分の性格に合うスタイルの師を見つけることだと思っています。
最初に出会った師ととことん向き合い続ける覚悟を持つことです。
たった一人の先生しか知らず、勝っている人は本当にラッキーだと思います。
当然ご本人の努力の結果ですが。
多くの場合、高額な授業料を払いながら、
「A先生はちょっと違う」
「B先生は自分とは合わない」
「C先生とはスタイルが、、、」
と考え、様々なスクールを渡り歩くことになります。
そして、基本ではなく、独自の崩れたスタイルが身につくのです。
繰り返しになりますが、最初に丁寧に慎重に基礎を学ぶことが大事!です。
一週間お疲れさまでした(^^)/