【向き不向き】

トレードに向き不向きがあるかと質問されれば、

「あると思います。」こう答える。

しかし、向いていない人は、勝てるようにならないのか？と質問されれば、

「向いていない人でも勝てるようになると、私は信じています」こう答える。

なぜか、

【トレードは技術だから】

 

【どのステージで何を学ぶか】

負けが続いたり、大きな損失を繰り返したりすると、

「自分はトレードに向いていないのでは？」

「今までの勝ちはまぐれだったのでは？」

と不安になってくる。

 

誰でもトレードを始めたばかりの頃は、技術を磨くために学習にエネルギーを注ぐ。

そして、学習の量が増えると、

「自分はいけるんじゃないか？」

「勝てるんじゃないか？」

と感じ始める。

 

順調に勝てていたのに、その日は急にやってくる。

ドカンっ！！！

今までの勝ち分をすべて失った。

入金したお金を失った。

あれよあれよという間にお金が溶けていった。

「コツコツと積み上げてきた勝ちはどきに消えた？」

「今までかけた時間は、無駄だった。無駄どころか、マイナスになった」

 

どうすればいいか悩み、途方に暮れた後に思いつくのは、

「まだまだ学習が足りない」

「まだまだ知識が足りない」

「自分の知らない何かがあるはずだ！」

 

そして、また学習を始める。

勉強するトレード本は厚くなり、値段も高くなってくる。

専門的な用語が増え、マニアックともいえる知識が増えてくる。

努力の量が多いほど、トレード力は高まっていくと信じ、休まず学習を続ける。

 

しかし、その先に待っていたのは、

ドカンっ！！！

 

また、失った。お金、時間、そして今度は自信も。

そのうちに、ネット上で見つけた情報商材に手を出す。

かなりの高額だ。

しかし、「これくらいの代償を払えば、必ず勝てるようになる！！」

今度は、技術や能力をお金で買おうとする。

 

多くの人が辿る道だと思う。

私も辿ってきた。

 

【最後にぶつかる壁】

ネットの情報や、数冊の本で勉強し勝てるようになる人、

情報商材やスクールで勝てるようになる人、

師匠のような人と出会い勝てるようになる人、

 

どんな道を歩んでも、勝てるようになればそれでいいのだが、

どんな道を歩んでも、勝てるようになれない人もいる。

勝てない人が、最後まで超えられなかった壁は、

自分自身の壁

だと思っている。

 

どうしても勝てない人が、最後に向き合わなければいけないのは、

自分の性格や、思考の癖ではないだろうか。

このことを、早い段階で教えてくれる人と出会えれば、相当幸運だと思う。

逆に、このことに気付けなかったり、気付けても越えられずに諦めてしまう人も多いと思う。

 

人それぞれ、性格、感情の持ち方、感覚など違うので、本や情報商材では学べない。

また、ネット上でキラキラしている人の中には天才肌の人もいるので、

自分自身の壁に触れていないことも多い。

天才肌の人であれ、優秀な人であれ、努力を重ねていることに違いはないのだが、

努力の仕方に違いがあるのではないだろうか。

 

そして、いくら学習を続けても、勝てないという人がすべき努力は、

知識をつけることではなく、自分と向き合うことだと思っている。

「性格なんて関係ない、ルール通りにやるだけ」という意見も正しいと思う。

しかし、ルール通りにやってるつもりでも勝てないという人もいる。

そんな人が今、学ぶべきは”自分の心と感情”

 

こんな人は、勝てる手法を既に知っていることが多いと感じる。

 

私も、成長途中で自分と向き合っている最中ですm(__)m