向き不向き
向き不向き
向き不向き についてほどんどの人が考えたことがあるのではないでしょうか?
「あなたの性格はトレードに向いていますか?」と質問をされて、自信をもって「Yes!」「No!」と答えられるでしょうか?
私がその質問をされたら、明るく「No」と答えます。
残念ながら私の性格はトレードには向いていません。
日経225ミニをやり資金が少なくなり、FXに取り組んで負けを繰り返すうちにこのことが分かりました。
当たり前と言えば当たり前で、人によっては少し酷な話に聞こえるかもしれませんが、
トレードに対して「好き!」とか「楽しい!」といった”トレード愛”と、向き不向きとは違います。
また、「上手になりたい!!」とか「熱心に取り組める!」という”強い思い”と、向き不向きも違います。
誰にも負けないくらいの思いがあっても、向いていない人は向いていないし、
トレードに対する興味なんてなくても、向いている人は向いていると思っています。
スポーツと同じです。身体的な向き不向き、性格的な向き不向き、感性感覚的な向き不向きなど様々です。
こういった性格が、生まれつき備わっているのか、生きてきた中で養われたものなのかは分かりませんが、
自分が天才に属さないと感じるのであれば、これらのことから目を背けることはできないと思っています。
「いくら頑張っても勝てない」「なかなか芽が出る気配感じられない」という人は、勝てる手法を探す前に、一旦この事実に向き合わなければなりません。
向き不向き を乗り越える
トレードに向いていない人は勝てるようにならないのか?という疑問がわきます。
向いていなかったら、頑張っても意味がないのか??
私は、トレードに向いていない人でも、一定以上の努力(相当な努力)を重ねれば勝てるようになると思っています。
トレードは技術ものであり、練習(私のイメージでは”鍛錬”)をすることで、減り続けていた資金は徐々に増え始めます。
データや根拠があるわけではありませんが、私はこのように思っています。
向いていない=勝てるようにならない ということではありませんので、誤解のないようにm(__)m
向いていない人は、向いている人に比べ多くの壁を越えなければならないということだけです。
向いていない人!?とは
これは私の経験上の話なので、一般的なものではありません。
トレードを身につけていくうえで苦労するのは以下のタイプの人だと思っています。
・感情的で熱くなる人
・自分で決めたことをすぐに破る人
簡単に言うと、ルールを守れない人です。
やらなければいけないことより、その場のやりたいことを優先してしまいがちな人です。
人間は快よりも不快や痛みを強く感じるようになっています。
なので、痛みを伴う損切を避けようとし、損を膨らませる結果となります。(プロスペクト理論)
私個人的には感情的で、熱くて、人間臭い人が好きなのですが、トレードは別ですね。
ルールを守れない人が勝てない理由
ルールを守れない人が勝てるようにならないのは当然です。
トレードの手法は、環境認識、その他分析、エントリーから決済(損切)まで、時間の取り方、マインド等を含めトータルで1つです。
自分で決めたルールであれ、他人から教わったルールであれ、その時々で自分の都合のいいように解釈し行動していたのでは、トレードは手法として一貫性のないものになってしまいます。
ネット情報の寄せ集めの手法や、オリジナルの手法でなかなか勝てるようにならないのはこのためです。
また、一貫性のない行動を続けると、自分のトレードのどこに問題があるのかが分からず、修正作業ができません。
ルールを守るというのは簡単そうで、誰にでもできそうで、格好よさもなく、つまらなさそうなものですが、実は深く難しいものです。
トレードの成長過程を進めば進むほど、結局”ルール”に向き合う所に行きつきます。
ルールは守らなければいけないものであり、逆を言えば自分を守ってくれるものでもあります。
ルールを守れないというのは、成長のスタートラインで躓いている状態であり、当然勝てるようにはなりません。
勝敗よりルール固め
「なかなか勝てない」
「ドカンとやってしまう」
「トレードに向いていない」
という人がまずやるべきは、ルール固めです。
「勝ち負けよりルール固め」と唱えながら日々自分の決めたことをひたすら守り続けること。
そしてルールの精度を高めていくことです。これが勝てるようになるための最初のステップです。
「向いていない」なんて弱気になっている暇はありません(^^)/
今日は向き不向きというテーマで考えをまとめました。
自分の性格がトレードに向いているか向いていないかなんでどうでもいい事です。
自分が決めたことを守らない人に限って、「向いていない」なんて言葉に逃げてしまうのではないでしょうか?
向いていようがいまいが、今日もチャートと向き合い、技術を磨いていくだけですね(^^)/