優秀な人ほど陥りやすい罠

優秀な技術者ほど陥りやすい罠がある

 

優秀な技術者は、より良い製品を作るために、改善、改良を続ける。

時に、開発した製品が時代の先を行き過ぎて、

世に受け入れてもらえず振出しに戻ることもある。

 

トレードで大切なのは、

優秀な技術者が、自ら作った最高の説明書に従って、忠実に製品を作ること。

 

技術者の力は、より良い製品を開発するために使われるのではなく、

ブレのない製品を作り続けるための管理に向けられる必要がある。

 

完成した製品の検品をする際には明確な基準が必要である。

検品の基準は損益ではなく、

自分の取引ルールだ。

 

単なる勝ち負け、損得ではなく、ルールに従えたかが合否の基準になる。

 

”完成度”には、より良い【質】の意味と、【合格率】の意味とがある。

 

最適な利食いポイントを求め、10pips獲得したり100pips獲得するようなトレードは

同質の製品を作っていることにはならない。

 

常にベストな利食いポイントを求めてしまう努力こそ、

優秀な人が”なぜか”勝てない原因の根本だと思う。

 

この努力が自らの中に不必要なプライドを生む。

罠というのは、このプライドが「善」に見えるところだ。

裁量も一つの罠。

便利でかっこいいものだが、自分を混乱させる。

 

これらが、正しい勝ち、正しい負け、間違った勝ち、間違った負けの判断を鈍らせる。

 

時にこの判断ミスは自らに致命傷を与えることになる。

 

自分の中のどこにプライドが存在するかすらなかなか気付けない。

勤勉で真面目な部分から生まれる”努力”がブレーキをかけるとは理解に苦しむだろう。

 

真面目に取り組むことを否定しているのではない。

 

一生懸命の矢印を自分に向けなければいけない時が来る。

 

 

説明が下手だが、これができないとなかなか前に進めない。

性格によっては無意識にすんなりと受け入れられる人もいるのだと思う。

非常に羨ましい。

 

 

「投資は確率」という言葉がすんなり入ってこない人は、
もしかするとまだ気づいていないのかもしれない。

 

 

 

 

どこを見つめている?

 

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