「ブレイク」と判断する抜け方 ?(FX相関関係トレード手法)

テーマ【 「ブレイク」と判断する抜け方 ?】

【 波乗りトレーダー視点 】本日の値動きをどのように捉えたか?チャートポイントの分析解説。波は毎日ランダムに動いているように見えますが、一定の環境において一定パターンの形状で動くことが多いです。今日の特徴的な動きや、私がどのような視点でチャートを読んだのかをまとめています。今回は【 「ブレイク」と判断する抜け方 ?】です。

 

 

トレードポイント【 「ブレイク」と判断する抜け方 ?】(目次)

①どう抜けたのか?

②何を抜けたのか?

+α いつ抜けたのか? 

株やFXの世界ではしばしばダマシにあうと言う表現がされることがあります。ローソク足の急な動きに反応してエントリーをするも、エントリーとは逆方向に動き出し、結果的に損切りになってしまうと言うことがよくあります。

直近の高値や安値をブレイクしたと思ってエントリーしたにもかかわらず、そのブレイクは一時的なものでレートがレンジの中に戻ってしまうということがあります。このような場合には、損切りのラインをどのあたりに置くべきか悩むものです。そして、この問題には明確な答えがないというのが実際のところです。

このダマシの動きに対してどのように手を打つべきかわからず、「ダマされた」と言って、相場に”見えない圧力”や”魔の力”のようなものがあると感じてしまうトレーダーもいるようです。

一方でブレイクに飛び乗ることを1つの手法として確立し、大きな資金を作っているトレーダーがいることもまた事実です。

ブレイクの動きを騙しと捉えるトレーダーと、手法にするトレーダーの違いはどこにあるのか、今回はその違いについてまとめていきます。

 

 

①どう抜けたのか?(大衆心理の一致があるか)

・ブレイクを誰が判断するのか?

強いローソク足が何らかの高値や安値をブレイクしたときに、その動きをブレイクと判断するのは、1分足から日足、週足までの時間足で取引をする全てのトレーダーです。また、様々なトレード手法を用いるすべてのトレーダーがブレイクしたかどうかの判断をします。

 

・大衆心理の一致とは?

大衆心理の一致とは、ほとんどのトレーダーが「これは上がる!」とか「これは下がる!」と感じ、トレーダーの買い目線もしくは、売りの目線が一致している状態をいいます。つまり、1分足トレーダーから、上位足である1時間足、4時間足、さらには日足のトレーダーまでが、「これは上がる!」と思えている状態をいいます。

どのような抜け方をブレイクと判断するのかについて、ここまでの話をまとめますと、多くのトレーダーの判断が買い、もしくは売りと一致するような強い値動きが現れたところをブレイクといいます。強く動いたかどうかではなく、多くのトレーダーが同じ方向を向いていることが重要です。

逆に、1分足トレーダーから見ればブレイクと判断できるようなローソク足でも、1時間足トレーダーからすればただの小さな値動きに感じられるようなローソク足もあります。
このような動きでは、1分足トレーダーは買いのエントリーをしても、1時間足トレーダーは買いのエントリーはしません。つまりレートが買いを巻き込んでどんどんどんどん上昇していくと言うこともありません。

 

 

②何を抜けたのか?(波のポイント)

・方向の決め手となる3つのポイント

波の位置関係を把握するときに重要なポイントが3つあります。

①ネック

②最後の押し安値、最後の戻り高値

③トレンドライン

この3つすべてを抜けてきたときに、波は反転したと判断することができます。
この3つのうち、1つもしくは2つのみ抜けている段階では、反転したとは言い切れません。
この3つのポイントは非常に重要です。大きなサイズの波、小さなサイズの波、すべての波の方向を確認するときにこれらの位置関係を把握します。

 

・今回の波の抜けの意味は?

「ブレイク」と判断する抜け方 _1

今回のポンドドルのチャートを見ますと、高値安値を切り上げた上昇のトレンドが発生しておりました(画像①)。直近の安値では、ネックを明確にブレイクすることができておりませんでした②。当然最後の押し安値や、トレンドLラインもまだ割ってきておりません③。ですので、上昇のトレンドが継続していると言う事は明らかです。

「ブレイク」と判断する抜け方 _2

また、最高値から、高値安値の切り下げが発生しており④、切り下げのトレンドラインが引かれている状態でした。今回のブレイクはこの切り下げのトレンドラインを上抜けし⑤、さらにネックとなる高値を上抜けしておりました⑥。
ですので、小さな下落のトレンドが終了し、長く続いております上昇の流れに回帰したと判断できます。 今回は、上方向に攻めていい場面と判断できました。

 

 

 

+α いつ抜けたのか? 【ブログ限定公開】

・市場ごとの動き方(上の動画をご覧ください(^^)/)

伸びていく波を切り取るためには、どの時間帯のブレイクなのかを確認することも重要です。
東京時間では、相場参加者は日本やオーストラリアなどが中心となり、相場への参加者は少ないと言われております。
欧州時間になりますと、ユーロ圏やイギリスの参加者が加わり、売買が激しくなります。欧州時間の特徴としては、レートが1方向に伸びやすいと言うものがあります。
NY時間になりますと、欧州の参加者に加えアメリカの参加者も加わります。値動きは激しくなり乱高下しやすいという特徴があります。

トレードをすることを考えれば、欧州時間に始まりかけた流れについていくと言うのがセオリーです。NY時間はボラティリティーはあるものの、激しくレートが上下するためにトレードは難しくなります。

ここまでの波の読み方は、一般的な見方であり、必ず上記のようになると言うものではありません。
東京時間にトレンドが発生し、強くレートが伸び続けることもあります。また方向感が全く出ない欧州時間の動きというのもあります。NY時間でもトレンドが発生しレートが1方向に伸び続けると言うこともあります。

ですので、私は東京時間の終わりからちゃんと見始め、欧州時間に取引をするということが多いです。

 

今回の動画↓↓↓

 

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